「足るを知る」ことが誇り高き日本人への第一歩

近年、日本は住み辛い国になったとの意見をよく耳に致します。

もちろん毎日のように起こる凶悪な事件の報道もその一端ではあるでしょうが、平穏な日常においても、このような感覚に襲われることが多いように思われます。

足るを知る 権利

 

具体的な例を挙げれば、

街の曲がり角でベビーカーを押している母親と鉢合わせし、道を譲ったにも係らず母親に舌打ちをされた。

コンビニで後ろに大行列が出来ているにも係らず、連れている子供一人一人に会計をさせる母親。

レストランの料理に髪の毛が入っていたことに激怒し、謝罪ばかりか、金銭を要求する若者。

この様な不愉快な情景を目にする機会が、近年、非常に増えているように思います。

これらの例を見れば、ベビーカーを押していた母親は、自分が大変であるのに道を塞がれたことが頭に来たのでしょうし、コンビニの例では、子供の教育なのだから仕方がないでしょ!という声が聞こえて来そうです。

またレストランのケースなら、客と言う立場であるのに不愉快な思いをさせられたのだから、賠償を受けるのは当たり前という考えなのでしょう。

確かにそれなりの筋は通っているのかもしれませんが、やはり見ていて気持ちの良いものではありません。

一体、何がそんなに不愉快なのだろうと自分なりに分析してみた結果が、これらの人々は権利を主張し過ぎなのではないかと言う点です。

赤ちゃんや幼子を連れた母親は優遇されるべきだ、そしてお金を払った客が満足のいくサービスを受けられないならば、当然その権利を主張して良いというのは当然のことであるかもしれません。

しかしながら、その権利を全開で主張することは、我が国おいては決して美徳としては扱われてこなかったのです。

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日本は古来より、欲深いことを恥ずかしいことであるという文化があり、今の時代はこれが失われつつあるのではないでしょうか。

これこそが、日常生活で感じる住み辛さの原因であるように思います。

そして、こうした風潮が世に蔓延し始めたのは、先の大戦が終わり、リベラルな方々が台頭して来てからであるように思えてなりません。

先日、ある役所を訪れた際に見かけた光景は、生活保護を受けておられる方が、水道代未納により水を止められたことに関してクレームを入れている姿でした。

その方は「俺は生活保護を受けていて生活が苦しいのに、何故水を止めるのだ!俺に死ねと言っているのか!これは差別だ!」と役所の職員の方に怒鳴り散らしておられました。

しかし、その方の手にはスマホが握られ、タブレットまでお持ちのご様子。

この方が、本当に社会的な弱者なのでしょうか。

むしろ、社会的な弱者であることを傘に着て、自分の我がままを通そうとする無頼漢にしか見えませんでした。

このような偽物の弱者が世間には溢れていますし、こうした方々を支援する団体や政党も幅を利かせているのが現在の日本であるようです。

また、レストランの例にあるようなケースでも、貰えるものは出来る限り搾り取ろうという姿勢は、何とも浅ましいものがあります。

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私の他界した祖父は、追突事故により大怪我を負いましたが、相手方からの治療費は受け取ったものの、慰謝料は一切受け取りませんでした。

その訳を訪ねると「治療はしてもらわんといけないが、あちらにも生活がある。人間は足るを知らねばいけないのだよ」との答えが返って来ました。

そうです。

権利ばかりを主張する世の中は、非常に息苦しいものになってしまうのです。

当然、受けるべきものは受ける、でも過剰には権利があっても受け取らない、つまり「足るを知る」ことが今も日本人にとってとても重要な気がしてなりません。

この連鎖が社会で続いていけば、その社会はとても住みやすい世界となるはずなのです。

しかし、今の日本はこの真逆の状況となっており、権利を主張されて酷い目にあったから、自分も他人に対してそれを行うという、負の連鎖から抜け出せなくなっているのではないでしょうか。

これを打開するには、私たち一人一人が例え損をしてでも、この負の連鎖を断ち切り、それを行う人を褒め称えるという風潮を造っていく以外にはないように思います。

そして同時に「過剰に権利を振りかざす人間は恥ずかしい人間である」という雰囲気造りも欠かせないでしょう。

戦後の日本は、良くなったところも多いが、悪くなったところも多過ぎる。

これも祖父の言葉ですが、戦後70年の今、本気で日本人の品質を見詰め直す時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

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